駐車場の打ち替え、道路や外構の撤去で出る黒い舗装材の塊。アスファルト殻(アスコン、アスガラ)は、そのほとんどが再生合材の原料としてリサイクルされます。どこへ持ち込めるのか、コンクリートガラとの違い、費用の考え方をまとめました。
アスファルト殻(アスコン)とは?(産廃の分類・具体例)
工作物の新築・改築・除去に伴って生じたアスファルト・コンクリート破片は、産業廃棄物の「がれき類」に分類されます。また建設リサイクル法では「アスファルト・コンクリート塊」が特定建設資材廃棄物に指定されており、一定規模以上の工事では分別解体と再資源化が義務づけられています。
アスファルト殻(アスコン)は個人で捨てられる?
- 事業活動(工事)から出たアスファルト殻は産業廃棄物です。処分場へ自社搬入するか、収集運搬業の許可を持つ業者に委託します。
- 受け入れ先は一般的な産廃処分場だけでなく、再生砕石プラントやアスファルト合材工場が中心です。再生原料として扱われるため、きれいなアスコン塊なら処分費が安く済むことが多くあります。
- 個人の方がDIYで剥がした少量のアスファルトは、受け入れ先が限られます。「量が少なすぎて受けられない」と断られることがあるため、事前の電話確認が特に重要です。
- 建設リサイクル法の対象工事(解体80㎡以上、新築500㎡以上など)では、発注者による事前届出と再資源化が必要です。元請業者が手続きを担います。
持ち込み処分の手順
- 受入先に電話し、アスファルト殻の受入可否・1回の最少量・単価・土砂の混入許容度を確認する
- コンクリートガラと分ける。混ざると再生合材の原料にできず、単価が上がるか受入を断られます
- 土砂、木片、鉄筋、路盤材などの異物を可能な範囲で取り除く
- 処分場やプラントで受付→計量→指定の場所へ荷下ろし→重量に応じて精算
- 排出事業者はマニフェスト(産業廃棄物管理票)の交付・保管が必要です
アスファルト殻(アスコン)の回収(引き取り)を頼む場合
アスファルト殻は工事現場でまとまって出るため、ほとんどが回収(ダンプでの引き取り)で運ばれます。再生合材の原料になるので、アスコンだけがきれいに分別されていれば安価に、土砂やコンクリートが混ざっていると単価が上がります。電話では「切削がらか塊か」「おおよそのトン数」「コンクリートと分けてあるか」を伝えてください。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:持ち込み前に確認: (1)コンクリートガラと分けたか? (2)土砂・木片・鉄筋が混ざっていないか? (3)アスコンだけの単価と混合の単価を聞いたか? (4)1台あたりの最低料金はいくらか? (5)アスファルト防水材が混ざっていないか?
アスファルト殻(アスコン)を実際に持ち込んだ方の報告
当サイトから電話をかけた方が、その後「出せた/断られた」を報告してくださったものです。 現在5件の報告が集まっています。 (がれき類として報告されたものを含みます)
断られたときの理由(電話の前に確認しておくと確実です)
実際にアスファルト殻(アスコン)を出せたと報告があった業者
✅ 一般財団法人千葉県まちづくり公社(富津地区産業廃棄物最終処分場) 千葉県富津市 ✅ 株式会社晴栄運送(八潮中間処分場) 埼玉県八潮市 ✅ 株式会社ヴィンテージ(横浜エコプラント) 神奈川県横浜市瀬谷区 ✅ 東港金属株式会社 東京都大田区※受け入れ条件は量・状態・時期によって変わります。持ち込む前に必ず電話でご確認ください。
アスファルト殻(アスコン)を持ち込める業者を探す
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数字はアスファルト殻(アスコン)に対応している業者の数です。
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よくある質問(アスファルト殻(アスコン)の処分)
アスファルト殻は普通の産廃処分場に持ち込めますか?
がれき類の許可を持つ処分場なら受け入れ可能ですが、実際には再生砕石プラントやアスファルト合材工場のほうが安く受けてくれることが多いです。再生原料として扱われるためで、まずは近くのリサイクルプラントに問い合わせるのがおすすめです。
コンクリートガラと一緒に持ち込んでもいいですか?
避けてください。アスコンとコンクリートは再生ラインが別なので、混ざると再生合材の原料にできません。単価が上がるか、受け入れ自体を断られることがあります。積み込みの段階で分けておくのが確実です。
個人でも持ち込めますか?
受け入れる業者はありますが、限られます。プラントは工事車両単位の搬入を前提にしていることが多く、軽トラ1台程度の少量は「最低料金」の扱いになりがちです。必ず事前に量を伝えて確認してください。
処分費はどれくらいかかりますか?
重量単価で計算され、産廃の中では安い部類です。ただしきれいなアスコン塊か、土砂混じりかで単価が大きく変わります。1台あたりの最低料金が設定されている場合も多いため、量と状態を伝えて見積もりを取ってください。
屋上防水のアスファルトシートも同じ扱いですか?
違います。舗装のアスコン塊は「がれき類」ですが、改質アスファルト防水シートは廃プラスチック類や混合廃棄物として扱われるのが一般的です。混ぜると受入を断られる原因になるので、分けて申告してください。
アスファルト殻(アスコン)は回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。アスファルト殻(アスコン)を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「アスファルト殻(アスコン)を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。