廃油とひとくちに言っても、天ぷら油などの「食用油」と、エンジンオイルなどの「機械油」では捨て方も引き取り先もまったく違います。まずは自分の廃油がどちらかを確認してください。
廃油とは?(産廃の分類・具体例)
廃油とは、鉱物性油及び動植物性油脂に係る廃油を指します。揮発油類・灯油類・軽油類の廃油は特別管理産業廃棄物に該当します。
廃油は個人で捨てられる?
- 事業活動で出た廃油は、業種を問わず産業廃棄物です。廃油の処分業許可を持つ業者への委託が基本になります。
- 廃油は「処分費を払って捨てるもの」とは限りません。食用油も機械油も再生燃料の原料になるため、量と状態によっては無料回収や買取になります。まず引き取り条件を聞くのが得です。
- 個人が少量(数リットル)を処分する場合は、購入した店舗での引き取りや市販の廃油処理箱など、業者に頼まない方法があります。エンジンオイルのページで詳しく説明しています。
- ガソリン・灯油・軽油が混ざるなどして引火点が70℃未満になった廃油は、特別管理産業廃棄物という別扱いになり、対応できる業者が限られます。
持ち込み処分の手順
- 廃油の種類を確認する(食用油か機械油か、水や他の油が混ざっていないか)
- 蓋のできる容器(一斗缶・ペール缶・ドラム缶など)に移し、こぼれない状態にする
- 受入先に電話し、油種・量・引き取り条件(有料か無料か買取か)を確認する
- 運搬時は容器を固定し、荷台で倒れないようにする(流出は土壌汚染・水質汚濁の原因になります)
- 産業廃棄物として委託する場合はマニフェスト(産業廃棄物管理票)を交付する
廃油の回収(引き取り)を頼む場合
廃油は、当サイトで最も「回収してほしい」と探されている品目です。工場や整備工場から定期的に出る廃油は、ドラム缶やペール缶の単位で回収に来てもらうのが一般的で、再生燃料の原料になるため、量とグレード(水分や異物の少なさ)によっては無償引き取りや買取になることもあります。逆に少量・水分混じり・種類の混ざった廃油は有償になります。電話では「油の種類」「容器と本数」「水や切粉が混ざっていないか」を伝えてください。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:持ち込み・回収依頼の前に確認: (1)食用油か機械油か? (2)ガソリン・シンナー等が混ざっていないか? (3)水は入っていないか? (4)容器に蓋はあるか? (5)量はどれくらいか?(無料回収の条件になります)
廃油を実際に持ち込んだ方の報告
当サイトから電話をかけた方が、その後「出せた/断られた」を報告してくださったものです。 現在18件の報告が集まっています。
断られたときの理由(電話の前に確認しておくと確実です)
※廃油は、処分場への持ち込みを断られたという報告が続いています。 持ち込みではなく、引き取り(回収)に対応している業者を探すほうが早い場合があります。
廃油を持ち込める業者を探す
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数字は廃油に対応している業者の数です。
都道府県から廃油の対応業者を探す
よくある質問(廃油の処分)
廃油は処分費がかかりますか?それとも買い取ってもらえますか?
油種・量・状態によります。廃食油や量のまとまった機械油は再生燃料の原料になるため、無料回収や買取に対応する業者があります。逆に少量・劣化・異物混入のものは有料処分になりやすいです。まず引き取り条件を電話で確認してください。
廃油を排水口に流してはいけないのはなぜですか?
配管の詰まりや悪臭の原因になるうえ、下水道法・水質汚濁防止法に触れるおそれがあります。土に埋める・側溝に流す行為は不法投棄にあたり、廃棄物処理法違反として罰則の対象です。
特別管理産業廃棄物になる廃油とは?
揮発油類・灯油類・軽油類など、引火点が70℃未満の廃油です。ガソリンや灯油が混ざった廃油もこれに該当する場合があり、通常の廃油より厳しい保管・処理基準が適用されます。対応できる業者が限られるため、混入させないことが重要です。
食用油と機械油は一緒に出せますか?
出せません。リサイクルの経路がまったく違い、混ざると両方とも再生原料として使えなくなります。必ず別の容器で保管してください。
廃油の持ち込みを断られることはありますか?
あります。当サイトに寄せられた報告でも、持ち込みを断られたケースが目立ちます。理由は「その油種は扱っていない」「一般からの持ち込みは受けていない」などです。廃油は持ち込みより、引き取り(回収)に対応している業者を探すほうが早い場合があります。
廃油は回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。廃油を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「廃油を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。