基礎工事の泥水、排水処理施設の余剰汚泥、グリストラップの汚泥。汚泥は排出量が産業廃棄物全体の中でも最大級で、水を多く含むほど処分費が高くなるのが特徴です。捨て方と費用を抑える考え方をまとめました。

汚泥とは?(産廃の分類・具体例)

汚泥とは、工場排水処理や物の製造工程等から生じた泥状物を指します。有機性汚泥と無機性汚泥に大別されます。

具体例:建設汚泥(場所打ち杭の泥水等)、浄化槽汚泥、メッキ汚泥、活性汚泥、ビルピット汚泥、下水汚泥

汚泥は個人で捨てられる?

持ち込み処分の手順

汚泥の回収(引き取り)を頼む場合

汚泥は液状・泥状のため、そもそも持ち込みができず、バキューム車やタンクローリーでの回収が前提になる品目です。性状(含水率、有害物質の有無)によって処理方法と単価が変わるため、分析結果や、どの工程から出た汚泥かを伝えられると見積もりが早く出ます。

※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。

処分費用の目安

汚泥の処分費は「含水率」でほぼ決まります。水を運んで水を処理していることになるため、含水率が高いほど重量あたりの費用がかさみます。脱水機や天日乾燥で水分を落とすだけで処分費が下がるのはこのためです。また有害物質を含み特別管理産業廃棄物に該当する場合は、通常の汚泥より大幅に高くなります。数量と性状を伝えて見積もりを取ってください。

※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。

安く・スムーズに処分するコツ

節約のコツ:含水率を下げることが唯一にして最大のコツです。脱水処理、天日乾燥、フィルタープレスなど、現場でできる範囲で水を切ってから搬出してください。また建設汚泥は改良材を加えて再生資材化できる場合があり、埋立処分より安くなることがあります。
注意点:含水率が高いと処分費が上がります。天日乾燥や脱水処理で含水率を下げてから持ち込むとコストダウンにつながります。

持ち込み前チェック:搬出前に確認: (1)汚泥の種類と発生工程は説明できるか? (2)有害物質を含む可能性はないか(分析結果はあるか)? (3)含水率は下げられないか? (4)運搬車両は手配できているか?

汚泥を持ち込める業者を探す

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汚泥の対応業者が多い市区

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よくある質問(汚泥の処分)

汚泥の処分費を安くするにはどうすればいいですか?

含水率を下げることです。汚泥の処分費は重量で計算されるため、水を減らせばそのまま費用が下がります。脱水処理や天日乾燥が有効です。

建設汚泥と建設発生土(残土)は違いますか?

違います。掘削で出た土そのもの(建設発生土)は廃棄物処理法上の産業廃棄物ではありませんが、泥水化した建設汚泥は産業廃棄物です。判断が難しい場合は排出元の自治体に確認するのが確実です。

グリストラップの汚泥はどう処理しますか?

飲食店のグリストラップに溜まる油分を含む汚泥は産業廃棄物です。専門の清掃業者に依頼するのが一般的で、産廃の収集運搬・処分許可を持つ業者かを確認してください。

汚泥が特別管理産業廃棄物になるのはどんな場合ですか?

水銀、カドミウム、六価クロム、PCB、ダイオキシン類などを判定基準を超えて含む場合です。メッキ、化学工業などの汚泥は該当する可能性があるため、分析による確認が必要です。

汚泥はリサイクルできますか?

できます。脱水・焼成してセメント原料や路盤材、園芸用土に再生される経路があります。有機性汚泥はメタン発酵によるエネルギー回収や堆肥化も行われています。

汚泥は回収(引き取り)に来てもらえますか?

対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。汚泥を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「汚泥を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。