ゴムくずという品目は、実は「天然ゴム」だけを指す非常に狭い区分です。タイヤやゴムマットなど身の回りのゴム製品の多くは合成ゴムで、廃プラスチック類として処理します。この違いを知らないと業者選びを間違えます。
ゴムくずとは?(産廃の分類・具体例)
ゴムくずとは、天然ゴムくずを指します。合成ゴムくずは廃プラスチック類に分類されます。
ゴムくずは個人で捨てられる?
- 産業廃棄物の「ゴムくず」に該当するのは天然ゴムのくずだけです。生ゴム、天然ゴム製品の切れ端などが対象になります。
- 合成ゴム(SBR、ニトリルゴム、シリコーンゴムなど)は廃プラスチック類として扱われます。工業用パッキン、ホース、ゴムマットの多くはこちらです。
- 廃タイヤは合成ゴム主体のため廃プラスチック類に分類されます。タイヤは専門の再生ルート(燃料・再生ゴム・路盤材)があるので、タイヤ専門業者に相談するほうが早い場合があります。
- 家庭から出たゴム製品は一般廃棄物です。自治体のルールに従って出します。
持ち込み処分の手順
- 素材を確認する(天然ゴムか合成ゴムか)。判断がつかない場合は製品名やメーカー資料を用意する
- 合成ゴムであれば廃プラスチック類の許可を持つ業者、天然ゴムならゴムくずの許可を持つ業者を探す
- 受入先に電話し、素材・数量・形状を伝えて受入可否と料金を確認する
- 金属(ワイヤー入りホース、タイヤのスチールベルト等)が入っている場合は申告する
- 排出事業者はマニフェストを交付する
ゴムくずの回収(引き取り)を頼む場合
量が多い、運ぶ車がない、重くて自分では積めない。そんなときは、収集運搬業の許可を持つ業者にゴムくずの回収(引き取り)を依頼します。電話では「品目」「おおよその量」「置いてある場所と搬出経路(何階か、車を横付けできるか)」「希望日」の4点を伝えると見積もりが早く出ます。持ち込みに比べて運搬費の分だけ費用は上がりますが、積み込みまで任せられるのが利点です。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:持ち込み前に確認: (1)天然ゴムか合成ゴムか? (2)金属補強材(ワイヤー・スチールベルト)は入っているか? (3)油や薬品が付着していないか? (4)タイヤの場合、専門業者のほうが安くないか確認したか?
ゴムくずを持ち込める業者を探す
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よくある質問(ゴムくずの処分)
タイヤはゴムくずとして処分できますか?
一般的なタイヤは合成ゴムが主体なので、法令上は廃プラスチック類に分類されます。ただしタイヤは専門の再生ルート(燃料利用・再生ゴム)があるため、タイヤ専門の処理業者に相談したほうが安く済むことが多いです。
天然ゴムと合成ゴムはどう見分けますか?
見た目での判別は困難です。製品仕様書やメーカー資料で確認するのが確実です。工業製品のゴム部品は合成ゴムであることがほとんどです。
ゴムマットやゴムホースはどの品目ですか?
多くは合成ゴム製なので廃プラスチック類になります。ワイヤー入りのホースは金属が混在するため、事前に申告してください。
ゴムくずはリサイクルできますか?
できます。破砕してゴムチップ(弾性舗装材、緩衝材)にする、燃料として熱回収する、といった経路があります。金属や異物の混入が少ないほど条件がよくなります。
家庭のゴム製品も産廃業者に持ち込めますか?
持ち込めません。家庭から出たものは一般廃棄物なので、自治体のごみ分別ルールに従って出してください。
ゴムくずは回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。ゴムくずを扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「ゴムくずを取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。