屋根の葺き替え、台風で割れた瓦、蔵や倉庫の解体。瓦は重く量もまとまるため、自治体のごみでは出せません。持ち込める処分場の探し方、費用の目安、そして古いスレート瓦で注意すべき石綿(アスベスト)についてまとめました。
瓦(かわら)とは?(産廃の分類・具体例)
屋根の葺き替えや解体など、工作物の除去に伴って生じた瓦は産業廃棄物の「がれき類」に分類されます。ただし実務では「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」として扱う業者もあり、受入区分は業者によって異なります。どちらの許可で受けるかは受入先の判断になるため、電話で確認してください。
瓦(かわら)は個人で捨てられる?
- 屋根工事や解体工事で出た瓦は産業廃棄物です。工事を業者に依頼した場合、その工事業者が排出事業者として処理する責任を負います。
- 自分で降ろした少量の瓦は、がれき類を扱う処分場や砕石業者へ持ち込めます。個人の受け入れ可否は業者ごとに違うため、事前確認が必要です。
- 自治体の家庭ごみ・粗大ごみでは、瓦は原則として回収されません。土石類にあたるためです。
- 瓦は再生砕石や再生資材の原料としてリサイクルされるほか、産地によっては瓦メーカーが自社製品の回収を受け付けている場合もあります。
持ち込み処分の手順
- 受入先に電話し、瓦の受入可否・どの区分で受けるか・個人の持ち込み可否・単価を確認する
- 葺き土(屋根の下地の土)をできる範囲で落とす。土が多いと土砂混じり扱いで単価が上がります
- 瓦桟の木材、防水シート(ルーフィング)、釘やビスなど異物を分ける
- 割れやすいので運搬時は重ねすぎない。1枚約3kg、100枚で約300kgになります
- 処分場で受付→計量→荷下ろし→重量に応じて精算
瓦(かわら)の回収(引き取り)を頼む場合
屋根1棟分の瓦は数トンになることもあり、自力での運搬は現実的ではありません。葺き替え工事を業者に依頼している場合、瓦の処分は工事の廃材処分費に含まれるのが一般的です。自分で降ろした瓦を引き取ってもらう場合は、量と置き場所を伝えて相談してください。なお2004年以前のスレート系屋根材は石綿を含む可能性があり、通常の回収では扱えません。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:持ち込み前に確認: (1)スレート系ではないか(石綿の可能性)? (2)個人でも持ち込めるか? (3)葺き土は落としたか? (4)ルーフィングや瓦桟の木材を分けたか? (5)積載重量は大丈夫か(瓦1枚=約3kg)?
瓦(かわら)を実際に持ち込んだ方の報告
当サイトから電話をかけた方が、その後「出せた/断られた」を報告してくださったものです。 現在5件の報告が集まっています。 (がれき類として報告されたものを含みます)
断られたときの理由(電話の前に確認しておくと確実です)
実際に瓦(かわら)を出せたと報告があった業者
✅ 一般財団法人千葉県まちづくり公社(富津地区産業廃棄物最終処分場) 千葉県富津市 ✅ 株式会社晴栄運送(八潮中間処分場) 埼玉県八潮市 ✅ 株式会社ヴィンテージ(横浜エコプラント) 神奈川県横浜市瀬谷区 ✅ 東港金属株式会社 東京都大田区※受け入れ条件は量・状態・時期によって変わります。持ち込む前に必ず電話でご確認ください。
瓦(かわら)を持ち込める業者を探す
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数字は瓦(かわら)に対応している業者の数です。
都道府県から瓦(かわら)の対応業者を探す
よくある質問(瓦(かわら)の処分)
瓦は家庭ごみで捨てられますか?
捨てられません。瓦は土石類にあたるため、家庭ごみでも粗大ごみでも回収しない自治体がほとんどです。がれき類を扱う処分場や砕石業者へ持ち込むのが基本です。
瓦は「がれき類」と「陶磁器くず」のどちらですか?
屋根の葺き替えや解体など工作物の除去に伴って出たものは「がれき類」にあたります。ただし実務では陶磁器くずとして受け入れる業者もあり、区分は受入先によって異なります。電話で確認してください。
古い屋根材にアスベストが入っていないか心配です
2004年以前に製造されたスレート系の屋根材(カラーベスト、コロニアルなど)には石綿が含まれている可能性があります。粘土瓦には含まれません。平板のスレート材の場合は製造年や製品名を確認し、不明なときは解体業者や受入先に必ず相談してください。
葺き土が付いたままでも持ち込めますか?
受け入れる業者は多いですが、土が多いと土砂混じりとして単価が上がります。できる範囲で落としておくと処分費を抑えられます。
処分費用はどれくらいですか?
重量単価で計算され、1台あたりの最低料金が設定されていることが多いです。瓦1枚が約3kgなので、おおよその枚数を伝えて見積もりを取ってください。屋根1棟分となると数トン単位になることもあります。
瓦(かわら)は回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。瓦(かわら)を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「瓦(かわら)を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。