水銀を一定濃度以上含むばいじん・汚泥・廃酸・廃アルカリは、「水銀含有ばいじん等」として通常の産業廃棄物より厳しい基準で処理します。水俣条約を受けた国内規制で扱いが明確化された品目です。

水銀ばいじんとは?(産廃の分類・具体例)

水銀含有ばいじん等とは、水銀又はその化合物を含む産業廃棄物であって、環境省令で定める基準を超えるものを指します。

具体例:水銀含有汚泥、水銀含有ばいじん、水銀含有廃酸・廃アルカリ

水銀ばいじんは個人で捨てられる?

持ち込み処分の手順

水銀ばいじんの回収(引き取り)を頼む場合

量が多い、運ぶ車がない、重くて自分では積めない。そんなときは、収集運搬業の許可を持つ業者に水銀ばいじんの回収(引き取り)を依頼します。電話では「品目」「おおよその量」「置いてある場所と搬出経路(何階か、車を横付けできるか)」「希望日」の4点を伝えると見積もりが早く出ます。持ち込みに比べて運搬費の分だけ費用は上がりますが、積み込みまで任せられるのが利点です。

※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。

処分費用の目安

水銀含有廃棄物は対応できる施設が限られるうえ、水銀の回収・ばい焼処理といった特殊な工程が必要になるため、通常の産業廃棄物より処分費が高くなります。水銀濃度と数量で費用が変わり、濃度が高いほど回収工程が必須になります。分析結果を用意して見積もりを取ってください。

※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。

安く・スムーズに処分するコツ

節約のコツ:他の廃棄物と混ぜないことが最大のコスト対策です。基準を超える廃棄物と通常の廃棄物を混ぜると、全体が高い単価で処理されることになります。発生工程で分けて回収する仕組みを作るほうが結果的に安くなります。
注意点:水銀含有産業廃棄物は特別な処理基準が適用されます。必ず許可を持つ業者に委託してください。

持ち込み前チェック:委託前に確認: (1)水銀濃度の分析結果はあるか? (2)基準(15mg/kg等)を超えているか? (3)他の廃棄物と分けて保管しているか? (4)委託先は水銀含有ばいじん等に対応できるか? (5)マニフェストに明記したか?

水銀ばいじんを持ち込める業者を探す

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水銀ばいじんの対応業者が多い市区

数字は水銀ばいじんに対応している業者の数です。

都道府県から水銀ばいじんの対応業者を探す

よくある質問(水銀ばいじんの処分)

水銀含有ばいじん等と水銀使用製品産業廃棄物はどう違いますか?

前者は水銀を基準以上含む「ばいじん・汚泥・廃酸・廃アルカリ」などの物質、後者は蛍光灯や体温計といった「製品」です。処理方法も受入先も異なります。

基準はどのくらいの濃度ですか?

ばいじん、汚泥、廃酸、廃アルカリなどについて水銀15mg/kgを超えるものが対象とされています。廃棄物の種類ごとに定めがあるため、分析のうえ受入業者に確認してください。

なぜ規制が厳しくなったのですか?

2013年に採択された「水銀に関する水俣条約」を受けて国内制度が整備され、水銀を含む廃棄物の区分と処理基準が明確化されたためです。

水銀は回収されるのですか?

濃度が高い場合はばい焼処理などにより水銀を回収することが義務づけられています。回収された金属水銀は硫化・固形化して厳重に管理されます。

対応できる業者が見つかりません。

水銀含有廃棄物を扱える施設は全国的に限られています。都道府県の産業廃棄物担当課に相談すると、対応可能な施設の情報が得られる場合があります。

水銀ばいじんは回収(引き取り)に来てもらえますか?

対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。水銀ばいじんを扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「水銀ばいじんを取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。