集じん機で集めた粉じん、焼却炉の飛灰、電気炉ダスト。ばいじんは有害物質が濃縮されやすく、多くが特別管理産業廃棄物に該当します。扱える業者が限られるため、性状の把握が最優先の品目です。
ばいじんとは?(産廃の分類・具体例)
ばいじんとは、大気汚染防止法に規定するばい煙発生施設等から集じん施設で集められたばいじんを指します。
ばいじんは個人で捨てられる?
- ばい煙発生施設や産業廃棄物焼却施設の集じん装置で捕集されたものが産業廃棄物の「ばいじん」です。
- 廃棄物焼却炉の集じん装置で集められた飛灰は、ダイオキシン類や重金属が濃縮されているため「特別管理産業廃棄物」に該当します。この場合は特別管理産業廃棄物の許可を持つ業者にしか委託できません。
- 特別管理産業廃棄物を排出する事業場には、特別管理産業廃棄物管理責任者の設置が義務づけられています。
- 飛灰は埋立前に、溶融固化、セメント固化、薬剤処理、酸その他の溶媒による抽出のいずれかの中間処理が必要とされています。
持ち込み処分の手順
- 発生施設(廃棄物焼却炉か、ばい煙発生施設か)を確認し、特別管理産業廃棄物に該当するか判断する
- ダイオキシン類・重金属の分析を行い、証明書を用意する
- 受入先に電話し、発生源・数量・分析結果を伝えて受入可否と料金を確認する
- 飛散しないよう密閉容器・フレコンバッグに入れる(粉状なので飛散リスクが高い品目です)
- 特別管理産業廃棄物の場合は専用マニフェストを交付し、管理責任者を置く
ばいじんの回収(引き取り)を頼む場合
量が多い、運ぶ車がない、重くて自分では積めない。そんなときは、収集運搬業の許可を持つ業者にばいじんの回収(引き取り)を依頼します。電話では「品目」「おおよその量」「置いてある場所と搬出経路(何階か、車を横付けできるか)」「希望日」の4点を伝えると見積もりが早く出ます。持ち込みに比べて運搬費の分だけ費用は上がりますが、積み込みまで任せられるのが利点です。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:搬出前に確認: (1)発生施設は何か? (2)ダイオキシン類・重金属の分析結果はあるか? (3)特別管理産業廃棄物に該当しないか? (4)密閉して飛散を防いでいるか? (5)委託先は特管の許可を持っているか?
ばいじんを持ち込める業者を探す
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数字はばいじんに対応している業者の数です。
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よくある質問(ばいじんの処分)
ばいじんが特別管理産業廃棄物になるのはどんな場合ですか?
廃棄物焼却炉の集じん装置で捕集された飛灰は、ダイオキシン類や重金属が濃縮されるため特別管理産業廃棄物に該当します。この場合は特管の許可を持つ業者への委託が必須です。
飛灰はそのまま埋め立てられますか?
できません。溶融固化、セメント固化、薬剤処理、酸その他の溶媒による抽出のいずれかの中間処理を経てから埋立処分する必要があります。
分析にはどのくらい費用と時間がかかりますか?
項目数によりますが、ダイオキシン類の分析は他の項目より時間と費用がかかります。計量証明事業者に見積もりを取ってください。処理業者が提携先を紹介してくれることもあります。
ばいじんはリサイクルできますか?
溶融スラグ化して路盤材にする、含まれる亜鉛などの金属を回収する、といった経路があります。電気炉ダストからの亜鉛回収は工業的に確立した技術です。
保管中に注意することは?
飛散防止が最重要です。粉状で舞い上がりやすいため、密閉容器やフレコンバッグに入れ、屋根のある場所で保管してください。雨で流出すると土壌汚染の原因になります。
ばいじんは回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。ばいじんを扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「ばいじんを取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。