と畜場や食鳥処理場から出る固形の残さ。腐敗が早く、においと衛生の問題があるため、保管方法と搬出の速さが重要な品目です。飼料・肥料へのリサイクル経路もあります。
動物固形とは?(産廃の分類・具体例)
動物性残さとは、と畜場等において処分した獣畜、食鳥処理場において処理した食鳥に係る固形状の不要物を指します。
動物固形は個人で捨てられる?
- 産業廃棄物の「動物性固形不要物」に該当するのは、と畜場で処分した獣畜、食鳥処理場で処理した食鳥に係る固形状の不要物です。対象がかなり限定されています。
- 食料品製造業や飲食店から出る動植物性の残さは、この品目ではなく「動植物性残さ」に分類されます(食料品・医薬品・香料製造業から出たものが産業廃棄物)。
- 飲食店の生ごみは、多くの場合「事業系一般廃棄物」です。市区町村の許可業者に依頼します。産廃業者では受けられないことがあります。
- 腐敗性が高いため、保管期間が長くなると受入を断られたり、追加の処理費が発生したりします。
持ち込み処分の手順
- 発生源(と畜場・食鳥処理場か、食品製造か、飲食店か)を確認し、該当する品目を特定する
- 受入先に電話し、種類・数量・発生からの経過時間を伝えて受入可否と料金を確認する
- 密閉容器または冷蔵・冷凍で保管し、腐敗と臭気の拡散を防ぐ
- 搬出はできるだけ早く。夏場は特に発生当日〜翌日の搬出が望ましい
- 排出事業者はマニフェストを交付する
動物固形の回収(引き取り)を頼む場合
量が多い、運ぶ車がない、重くて自分では積めない。そんなときは、収集運搬業の許可を持つ業者に動物固形の回収(引き取り)を依頼します。電話では「品目」「おおよその量」「置いてある場所と搬出経路(何階か、車を横付けできるか)」「希望日」の4点を伝えると見積もりが早く出ます。持ち込みに比べて運搬費の分だけ費用は上がりますが、積み込みまで任せられるのが利点です。
※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。
処分費用の目安
※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。
安く・スムーズに処分するコツ
持ち込み前チェック:搬出前に確認: (1)発生源に応じた正しい品目か? (2)冷蔵・冷凍で保管しているか? (3)異物(手袋・包装材)が混ざっていないか? (4)定期回収の契約は結べないか?
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よくある質問(動物固形の処分)
飲食店の生ごみは産業廃棄物ですか?
多くの場合は事業系一般廃棄物です。動植物性残さが産業廃棄物になるのは食料品製造業、医薬品製造業、香料製造業から出たものに限られます。飲食店の残飯は市区町村の許可業者に依頼してください。
魚のあらはどう処分しますか?
食品製造業から出たものは産業廃棄物の動植物性残さです。飼料や肥料に再生する経路があるため、専門の回収業者に相談すると処分費を抑えられることがあります。
保管中の臭気対策は?
密閉容器と冷蔵・冷凍が基本です。腐敗が進むと臭気だけでなく害虫も発生し、近隣トラブルの原因になります。発生から搬出までの時間を短くする運用が最も効果的です。
リサイクルはできますか?
できます。レンダリング処理により肉骨粉や油脂に再生され、飼料・肥料・工業原料として利用されます。鮮度と異物混入の少なさが条件になります。
骨や貝殻も同じ扱いですか?
発生源によります。食品製造業から出たものは動植物性残さとして産業廃棄物です。貝殻は石灰質資材としてリサイクルされる経路もあります。
動物固形は回収(引き取り)に来てもらえますか?
対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。動物固形を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「動物固形を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。