めっき工場の酸洗浄液、エッチング廃液、写真定着液などの酸性廃液。pH2.0以下だと特別管理産業廃棄物になり、扱える業者が大きく絞られます。受入前に必要な情報と、注意すべき危険をまとめました。

廃酸とは?(産廃の分類・具体例)

廃酸とは、廃硫酸、廃塩酸その他の酸性廃液を指します。pH2.0以下の廃酸は特別管理産業廃棄物に該当します。

具体例:廃硫酸、廃塩酸、写真定着液、エッチング廃液、クロムめっき廃液、酸洗浄廃液

廃酸は個人で捨てられる?

持ち込み処分の手順

廃酸の回収(引き取り)を頼む場合

量が多い、運ぶ車がない、重くて自分では積めない。そんなときは、収集運搬業の許可を持つ業者に廃酸の回収(引き取り)を依頼します。電話では「品目」「おおよその量」「置いてある場所と搬出経路(何階か、車を横付けできるか)」「希望日」の4点を伝えると見積もりが早く出ます。持ち込みに比べて運搬費の分だけ費用は上がりますが、積み込みまで任せられるのが利点です。

※処分業の許可を持つ業者が、収集運搬の許可もあわせて持っていることは珍しくありません。下の一覧の業者に「回収に来てもらえますか」と聞いてみるのが近道です。

処分費用の目安

廃酸の処分費は、pH・含有成分・数量で決まります。単純な酸洗浄液より、六価クロムやシアンなどの有害物質を含むものが大幅に高くなります。特別管理産業廃棄物に該当すると、運搬・処理ともに専用の体制が必要になるため、通常の廃液より費用が上がります。数量と分析結果を伝えて見積もりを取ってください。

※上記はあくまで目安です。正確な料金・受入条件は、下記の業者へ電話で直接ご確認ください。

安く・スムーズに処分するコツ

節約のコツ:成分が明確であるほど見積もりが取りやすく、条件もよくなります。SDSや分析結果を用意しておくこと、種類の違う廃液を混ぜないことが基本です。混ぜると成分が不明になり、分析費が加算されたり受入を断られたりします。
注意点:pH値と含有成分を事前に把握しておくと受入の可否判断がスムーズです。SDS(安全データシート)があれば持参しましょう。

持ち込み前チェック:委託前に確認: (1)pH値は測定したか(2.0以下か)? (2)SDS・成分表はあるか? (3)有害金属を含む可能性は? (4)アルカリ性廃液と分けて保管しているか? (5)委託先は特別管理産業廃棄物の許可を持っているか?

廃酸を実際に持ち込んだ方の報告

当サイトから電話をかけた方が、その後「出せた/断られた」を報告してくださったものです。 現在1件の報告が集まっています。

0処分できた
1断られた
1報告のあった施設

断られたときの理由(電話の前に確認しておくと確実です)

その品目は扱っていなかった1件

廃酸を持ち込める業者を探す

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廃酸の対応業者が多い市区

数字は廃酸に対応している業者の数です。

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よくある質問(廃酸の処分)

廃酸はどんな場合に特別管理産業廃棄物になりますか?

pH2.0以下の著しい腐食性を持つ廃酸が該当します。この場合は特別管理産業廃棄物の許可を持つ業者にしか委託できず、排出事業場には管理責任者の設置が必要です。

廃酸と廃アルカリを混ぜて中和してもいいですか?

危険です。中和熱による突沸や、成分によっては有害ガス(塩素ガス、シアン化水素など)が発生するおそれがあります。専門的な設備と知識のない現場で混ぜてはいけません。

写真の定着液も廃酸ですか?

はい。写真定着液は酸性で銀を含むため、産業廃棄物の廃酸として処理します。銀を回収する業者に引き取ってもらえる場合もあります。

少量でも業者に頼まないといけませんか?

事業活動から出たものであれば量にかかわらず産業廃棄物です。排水口に流すのは水質汚濁防止法や下水道法の観点から問題になります。少量でも受け入れる業者を探してください。

めっき廃液を持ち込むときに必要なものは?

pH値、含有金属の分析結果、SDSがあるとスムーズです。六価クロムやシアンを含む場合は対応できる業者が限られるため、必ず事前に成分を伝えて確認してください。

廃酸は回収(引き取り)に来てもらえますか?

対応している業者があります。産業廃棄物の回収は、収集運搬業の許可を持つ業者に依頼します。廃酸を扱っているか、その地域が収集エリアに入っているかは業者ごとに異なるため、「廃酸を取りに来てもらえますか」と品目と地域を伝えて確認してください。持ち込みに比べると、運搬費の分だけ費用は上がります。